kanackyの日記

人生なんて邯鄲の夢

「やる前から文句を言うな」から始まる負の連鎖

 

働いていた頃は上司に無茶そうな仕事を頼まれると「それは無理です、これぐらい日程(人)ください」っていう返事はいちよするんだけど、それに対する上司からの返事は「やる前から文句をいうな!やれるように考えろ!」っていうゴリ押しばかりだった。

 

 それは、出来るか出来ないかじゃなくて既に守るべき日程として社内は動きだしていて、下っ端達にそれを言い渡された時点で無茶な状態からスタートするしかない。

 

だから、下っ端達は何をやったって、どれだけ真面目にやったって、どうせ日程遅れで怒られるか、もしくは真面目な人はサービス残業して無理矢理帳尻合わせさせられるんだからと「忙しい!とにかく忙しい!その仕事は無理だー!」アピールをしまくって、自分の仕事の量を減らそうとするという素晴らしく生産性の無い行動をしまくってた。

 

こんなことになる原因は2つあると思う。

 

まず一つ目は、偉い人達はもっと偉い人から「むちゃな仕事」を言い渡され、現場の状況を全然考慮しない(状況を把握しても無駄だし)で、なんでもかんでもイエス!とコミットさせられ、それを下っ端達に伝言しているだけだから。

 

もう一つは、もっと偉い人は「前回できたことは、今回はもっと早くできる」という、「それが出来るなら世界陸上で人間は音速で走れるようになってるだろ」って理論に基づき、勝手に日程を短縮していることだ。

 

 

そんなわけで、私が呼ばれて仕事を言い渡された時は「出来るか、出来ないか」の返事なんて意味が無くて「さて、どうやいう言い訳を作り、日程を遅らせて丸く終わらせるか」からスタートする。

 

それは自分だけじゃなく、他の部署も「こんなの無理やわ」って思ってるから、最初のお仕事は「どっかの部署がギブアップしてからの、実際に遂行可能な日程に作り替える」ことになる。

 

この”ギブアップ”の理由は社内的な理由だともっと偉い人は「改善の余地がある!」とか「人を変えれば改善する!」とか言い出して余計に仕事がふえるので、そうじゃなくて「材料手配が天候不良によって遅れてしまった」とか「法的手続きが間に合わない」とかって理由にするのが一番手っ取り早くて、そういう関連の部署がギブアップ宣言することになるんだけど、それによって他の部署はみんなして「あぁ、○○部が遅れたからこっちも遅れるんだよ、困った奴らだなぁ」とか言ってれば全体が丸く収まる。

 

私はその「理由」にされる部署にいたので、下っ端たちは私に「で、この仕事はxx日ぐらい遅らせて欲しい」っていう下っ端達だけの集まりが行われ、裏日程作りがスタートする。

 

その後の進捗会議なんてのは偉い人を騙す全部茶番会で、実際には裏日程通りことが運び、当たり前のように私が「これこれの理由によって遅れます」と伝え、それを見てみんな「よしよし、予定通りだ」ってなって、遅れてても誰も屁とも思わない。

 

ただし、「お客が困ってる!」とか、「その日程で貨物船チャータしてたのにー!飛行機だと高いんだからー!」とかギャーギャーうるさい営業と企画だけは鬱陶しい(それに、もっと偉い人達と結託してる奴らだから)表の日程しか知らされなくて、毎回いろんな無駄な費用を使ってるらしい。

 

そして、私の仕事の〆は「今回の遅延に対しての対策をとれ」って言うもっと偉い人が納得するための書類作り。

 

「原因はお前だよ」って思いつつ、その後の業務に出来るだけ影響しないような『対策』を頭をひねって考えて、書類を提出して「ごめんて、てへぺろ!」って言えば終わり。

 

その頃には「やる前から文句をいうな」に戻ってる。

 

 

たぶん、これを読んで「んなわけねー!大手のメーカー様がこんな馬鹿なことしてないよ!」とか思う人もいるかもしれないけど、先日1年ぶりに前の職場の人とお酒を飲んだら、まだコレやってた。いや、前以上に悪化してた。

 

こんな会社が未だに就職人気企業TOP10入りしてるなんて、世の中みんな仕事に何を求めてるんだと不思議に思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

でわでわ。