読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kanackyの日記

人生なんて邯鄲の夢

タラバガニとアブラガニ

 

今日は問題からスタートです。

 

下の写真の蟹は「タラバガニ」でしょうか?「アブラガニ」でしょうか?

 

f:id:kanacky:20131107091835j:plain

 

 

 

正解は「アブラガニ」です(たぶん)。

 

数年前に小樽旅行したときに聞いたんですけど、見分けるポイントは上下左右(アルファベットのHみたいに)に四分割されている甲羅の真ん中下の一番小さいところにある突起物が6つあるのが「タラバガニ」で、写真のように4つのは「アブラガニ」だそうです。

 

値段が全然違っててアブラガニのほうが安いんだけど、でも味はかなり近いようで商品として「アブラガニ」として売り出しても売れちゃうぐらい美味しいらしい。

 

でも、アブラガニを食べやすいようカットした冷凍アブラガニは「タラバガニ」として偽装して売ってもわかんないから、そういうのたくさんあるよって小樽の魚屋(蟹屋?)のおじさんに教えてもらった。

 

 

これを思い出したのはもちろん最近テレビで賑わってる「食品偽装問題」。

 

個人的には薬のネット販売問題のほうがよほど人体に関わると思うんだけど、それは横に置いといて、メディアは日頃のストレスを発散するが如くこのネタを炎上させてるけど、私は前に「回転寿司の偽装魚は偽装だろうか?」ってエントリーを書いたとおり、そういうのってあんまり気になってなくて、どうやら多くの人も「そんなの前からあったしね」ってあまり気にしてなくて、またメディアの暴走っぽい。

 

この偽装のニュース(ネットの情報を含む)を観てると色々な偽装パターンをまとめて「食品偽装」としてるけど、性質が異なることがごちゃまぜになってて、なんか紛らわしい。

 

今回話題になってる食品偽装のパターンって大きく3つあると思う、それは

 

 1)食材がまったく違うものを提供している

 

 2)メニューの表記と違う品種のものを提供している

 

 3)メニューの表記と違う製法で作って提供している

 

 

 

 

1)は回転寿司によるある「偽装魚」とか「代用魚」ってやつです。メニューには産地ってほとんど書いてないし「あなご」ってかいてあるだけなんだけど、じつはこれがヘビの一種だったりしてるやつで、味も似たようなもんなんだけど、でも法律ではそういうのを違法とみなされない「実は食材がそもそも違う」パターン。

 

2)はいま流行のやつで「車エビ」ってメニューに書いてあるんだけど実は「ブラックタイガー」っていうエビはエビで正しいんだけメニューに書いてある品種と違うパターン。

 

3)「手ごねハンバーグ」とか「おふくろの味」とかって書いてあるのに、実は機械が作ってたり、中年のおっさんが作ってるっていう「メニューとは違う製法で作ってる」パターン。もう「おふくろの味」ってネタですけどね(笑)

 

 

こうやって3つに別けると偽装と一言では片付けられない差がある気がするのですが、でも、全てに共通していることもあって、それは「悪意があったか無かったか」が3つのパターンそれぞれに存在してる気がします。

 

例えば(1)の場合、回転寿司みたいに2カンで90円の寿司って安くて美味い寿司を提供しようとする善意というか企業努力の結果であって、その結果として企業が儲かってるからみんな幸せな感じで概ね善意のような気がします。しかし、もしも街の素敵なカウンターだけのお寿司屋さんで同じ事をして、それを1カン300円とってたら完全に悪意ありありですよね。

 

2)のケースも同じく低価格で美味しい料理をだしてお客さんも満足してたし、作ってる側も悪意は無くて「そう言われて仕入れた」ってことで結果として偽装していたケースもあれば、最初から嘘ついて儲けようとしていたケースもある。

 

3)だって手ごね風に作れる機械を頑張って作って同じ味をだしてたかもしれないし、母の味を再現して最高に美味い料理を中年のオッサンが作っていたかもしれない、けど「なんか手ごね、とか手作りって書いただけで客がくるから」っていう悪意のあるケースもある。

 

 

そりゃ悪意がなかろうが善意だろうが偽装は駄目なんですけど、でも、実はそれぞれ偽装のケースや動機は違ってて、それぞれの原因は大きく異なってる気がします。

 

だから、テレビでなんでもかんでも「食品偽装」って一括りにして、なんでもかんでも企業に謝罪を求めて責任追及して、なんでもかんでも「あぁ、裏切られた」っていう結果で締めくくっちゃってるのを観ると、ニュースの目的がなんか変な方向にねじ曲がってる違和感をおぼえるのは私だけでしょうか?

 

偽装してるお店の名前とか、偽装した料理の名前にはあんまり興味無いし、偉い人が謝ったり辞めたりすることに全然興味がありません。

 

それよりも「なんで法で取り締まれてないのか」とか「そもそも悪いことだったのか」について調べて結果をだし、今後は同じ事を繰り返さない、もしくは別に問題になってないコトなら今後もやってもいいよっていう次につながる大切な情報が知りたいです。

 

そんなの私のような一個人では調べられないから、メディアはその有り余るパワーを有効活用して、今回の偽装問題についてぜひ掘り下げてほしいなと思います。

 

 

だって、このまま突っ走ったら安くて美味しくいただいてたお店の料理が食べれなくなるよー!!そんなの絶対いやーーー!!

 

そうなったら誰得?って考えると、実はTPP参加で海外産を排除し国産を守ろうっていう思惑なのとか、それよりもっともっと陰でうごめくダークな思惑があるような気がしてならないのは私だけでしょうか???

 

 

 

 

 

でわでわ。