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kanackyの日記

人生なんて邯鄲の夢

「コスト削減活動」の結果を出すために無駄なコスト使ってる話し

 

前職がバレそうですけど「業務や経費などの自分の仕事で身近なところから、無駄をコストを削減しよう」っていう取り組みがあって、それがあまりに馬鹿馬鹿しかったので今日のエントリーにしたいと思います。

 

 

私が居た時の話しなので1年以上前の話し、いまは知らないけど「身近なコスト削減運動」ってをグループ企業全体でやっていた。

 

もちろん会社として日々コスト意識は当たり前のこと、というか会社が赤字だからそんな活動がはじまるわけで、赤字ってことは経理部門が強制的に経費を大幅カットしてくるから言われなくたってやらされてる。

 

だから、この活動は一人一人が身近なことを少しずつでも減らしていけば大きな結果となる。といった趣旨の活動なので「コピーは裏紙を使う」とかそういう些細なことから始めるという結構ナイスな活動指針だったと思う。

 

しかしこれが「みんな心がけよう」程度ならよかったんだけど、それじゃぁ当然成果は見えないし出ないから、「数字で結果だす」ってなっちゃって、それ専属でやる人(部署)が出来るようになって、そうなると当初の活動指針からどんどんおかしな活動に変わっていった。

 

その「コストを下げる活動」を統括するために働いている人達は、当然毎年のように「数字で結果をだす」ことが求められるので、全社員に業務として「1人1件」のコスト削減活動を指示し、数字で提出するよう求めた。

 

それはマクロだらけ&カラフルに色づけされたExcelシートを作成して全社員に配布して記入するよう求めてくるんだけど、その内容はかなり細かく、件名と内容から始まり、削減する業務・費用など区分別けして、また、それによる効果も金か時間か等を詳しく月毎&年で計画するようになる。

 

こうなると全社員が毎年考えて記入し、その成果を毎月記入するだけで結構な時間を費やすようになっていく。

 

これを毎年続けるようになると前年より良く無きゃいけないから、次は「昨年やってない活動」とか「今年のテーマ」とか「部署内でかぶっちゃ駄目」とかって指示が出されるようになる。

 

そうなると凄い人数が毎年やってることだから、年を重ねるごとにハードルがどんどん上がっちゃって、目標設定だけでも結構面倒だし、提出したらしたで専属社員が全部チェックして駄目だししてきたり、書き直ししたり・・・、もうグッタリ。みんなこの活動がバカバカしいと思い始める。

 

当然、それを統括する専属社員の給料も経費だし、それを記入する全社員の工数も経費だから「裏紙つかって年間1000円コスト削減」とかって目標やってちゃ駄目っていわれて、目標設定もどんどん値上がりしちゃうから社員は「やってらんねぇ・・・」ってなる。

 

そうなると業務の中で当然やってるようなこと、例えば「金型制作をxxxx社からoooo社に変更することでxxxxxx円削減」とか「派遣社員をxx人からxx人に削減してooo円削減」とかっていう、普通に仕事してることをただただ「コスト削減活動」として書くだけになった。

 

こうなると、この活動によるコスト削減なんて「ゼロ」になってく。

 

そうやって「無駄な工数を費やす活動」に変わっていった。

 

 

でも、一度始めたことを辞められないし、「数字で結果だす」ことで給料もらってる専属社員がいる限り、その人が評価シートに「前年よりもxx%UP」と書きつづけてそれを良しとする部署がある限り、このばかばかしい悪循環は終わらない。

 

社員の給料もボーナスも減らして、人も大量にリストラして、いろいろな資産売却して、無理くり黒地にしてるような会社状況でも、この「コスト削減」って活動を成功に導くために人件費を無駄に捨てて続ける(※リストラするほど余ってますけど)

 

変でしょ?

 

 

まとめると、会社が大きかろうが小さかろうが、もしくは仕事じゃなく家庭でもなんでも「数字を作るため、結果をだすため、目標を達成するため」に捕らわれ過ぎて、実は無駄なことをしているってのは意外とある気がします。

 

話しは飛びますが、そうやって文句を言ってた社員も「今年の出張経費が余ってるから」って3月に出張いったり、無駄に宿泊出張に仕立て上げて「友達と久々の再会!」って喜んでるんですから同じ穴のなんちゃらになってたりするものです。

 

そうならないよう広い視野と、正しい取捨選択を心がけなきゃなと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

でわでわ。