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kanackyの日記

人生なんて邯鄲の夢

「ゼロ」「半減」「倍」にまみれた経営方針を聞いて思ってたこと

 

年度末になると、本年度目標の振り返り&来年の目標設定とかする季節ですけど、バブル後入社の私は「黒字です、みんながんばったね♪」なんてことはほぼ無くて、毎年毎年「赤字です、厳しいです、会社の危機です、給料減らします」って事ばかり言われて20年弱の年月が過ぎてました。

 

そんなに赤字続きなのにどうして会社が成り立ってるのかはひとまず置いといて、毎年度の経営方針を何度も聞いていて、いつも「目標設定の根拠が不明だな」って思ってた。

 

例えば毎年のように事業企業の統合・合併を発表して「技術を集結すれば世にない新しい製品を開発できる!」とか言いますが、何回統合・合併したって社員族大移動&会社への不満がUPするだけ。

 

最初の1年なんて業務のやり方をお互いに合わせることで手一杯で、どちらかというと業務効率ダウンなのに、すぐ「これで来年は飛躍の年に!!」つって景気の良いコト言って毎年ぜんぜん飛んでないし、飛んだの見たことない。

 

合併後の跡地など「資産売却で毎年お金をかき集めている」って素直にそういえばいいのに、政治家みたいな建前ばっかり並べるから下っ端社員は「はいはい、また毎年恒例のあれね、もういいよ、好きにしろよ、海外に飛ばされても辞めないよ、行くとこ無いもん」ってな具合で誰も聞いちゃいない、だから経営方針の発表なんて真面目に聞いても意味が無い。

 

 

もう一つ、どう考えても昨年の成果と今年の成果目標値がリンクしてない。株主様への建前もあるから色々と大変でしょうけど「去年全然売れなくて加工修正しまくった事を、なんで今年は昨年の"倍"も売り上げられるような目標にしてんだ?」っな感じの謎の数値ばかりが並ぶ。

 

これが今回のタイトルに繋がるんですけど、とにかく『ゼロ』とか『半減』とか『倍増』とかっていうキリの良い語呂が大好き。

 

「2~3割はUPしたいな」じゃ駄目で、とにかくインパクトのある「倍!」とかってのを言いたがる。でも根拠はまったくない、いや、それを考えるのが下っ端の仕事だから夢物語を楽しく語るだけで良い。

 

見たことも会ったこともない偉い人達は、TEDに憧れてんのか、ガイアの夜明けにでも出たいのか、とにかくプレゼンだけは凄い良く作って、台本もバッチリ。何度練習したのかしらないけど、自分達の仕事は年度初めのプレゼンだけだと思ってるんじゃないかと思うぐらい気合い入って「ゼロ」「半減」「倍増」って夢を語る。

 

本家本元の社長さんにいたっては「これ作るの1年がかりじゃないのか」ってぐらい、年間通じて海外出張に言った先々の映像から、スタジオで撮影してCGぐりぐり使った映像に、数カ国語同時通訳付けた短編映画みたいなのを、全世界中に放送する。なんかの宗教儀式も真っ青。しかも内容は「今年は飛躍の年に!ecoで地球を守る!世界に愛されるxxxxxxx(社名)!」っていう、やっぱり漠然とした夢を語って終わる。

 

こんなのを毎年聞いてて「社長もその下の偉い人達もサラリーマンだし自分達と変わらんな」って思った。

 

この人達も「自分が辞めるまで会社がつぶれず、お給料もらえたらいいな」って思ってるし、地位も名誉もお金ももらったし、会社なんて人生の踏み台だし、もう無くなってもいいわ、って思ってるんだな、だからこんな適当な経営方針を言うんだなと。だから辞めた。

 

次は給料が安くても会社を愛する経営者の下で働きたい、もしくは自分が経営者になるんだ!と強く思うのは、こういう会社で働いてきた反発心だろうと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

でわでわ。